個人事業の始め方

美容室を始めるには

美容師の方ならば、経験をつみスキルを磨けば、いつかを自分のお店を・・・と思っている方は少なくないと思います。

このblogでは美容室を開業するための情報を発信しています。

美容室を始めるのに必要な資格と免許は?

美容室を開業するためには、まず美容師免許が必要になります。美容師免許は国家資格の一つで、厚生労働省指定の美容専門学校などで所定の学科を習得し、最終的に実技試験と学科試験に合格すれば免許を取得することが出来ます。

もし、あなたが1人で美容室を営業していくのなら美容師免許だけで問題ありません。しかしスタイリストを雇うとなると管理美容師免許も必要になってきます。

美容師法には、美容師である従業員の数が常時2人以上である美容所の開設者は、当該美容所を衛生的に管理させるため、美容所ごとに、管理美容師を置かなければならないと規定されています。また管理美容師の資格は、美容師免許を取得した後に3年以上の美容業務に従事し、かつ、厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が指定した講習会の過程を修了した者でなければならないと規定されています。

(引用:管理理容師・管理美容師の概要 公益財団法人 理容師美容師試験研修センター)

美容室を始めるのに必要な届け出

美容室を解説するのに必要な届け出は2つあります。

2つの届け出

  • 美容室開設届(保健所へ提出)
  • 開業届(税部署へ提出)

まずは、営業許可をもらうために美容室開設届を保健所へ提出します。

保健所に出す開設届とは、美容室の名称や事業主の名前、管理美容師番号などを明記した用紙です。また開設届を提出すると同時に美容室の平面図や付近の見取り図、従業員の名簿や健康診断書が必要になります。

事業主として開業届を税務署に提出しておかなければなりません。提出期限は事業開始から1か月以内とされています。

また、消防署の消防検査を受ける必要があります。こちらは内装や外装の工事は消防署の定める基準を満たすように進める必要があるので、工事業者や管轄の消防署に確認をしましょう。

美容師の開業に必要な資金は?

一般的には美容室を開業するための費用として1,000万円〜1,200万円位必要と言われています。

具体的な内訳としては、内外装工事(約500万円)、備品等(約200万円)、運転資金(約200万円)、テナント費用(約150万円)となっています。

さまざま条件や環境によって開業資金は、変わってきますが目安として参考にしてもらうと良いでしょう。

開業資金の全部を自己資金でまかなうのはハードルが高いので、金融機関から融資を受けようと思っている人も少なくないと思います。

融資を受ける際に注意したいのは、自己資本比率です。

開業費用における自己資金の割合を自己資本比率と呼んでいます。例えば開業に際して1,200万円が必要である場合に自己資金が300万円であれば自己資本比率は25%ということになります。融資などを考えている場合には、あらかじめこの自己資本比率を把握しておく必要があります。

そして、融資を受ける際に最も重用視されるのは、あなたの返済能力です。金融機関や公的機関が審査を行う際には返済能力がチェックされます。その際に自己資本をどれだけ用意できるかも参考にされます。

日本政策金融公庫の業種別調査にると、美容業の黒字かつ自己資本プラス企業平均の自己資本比率は23.4%となっていますので、必要な資金のうち約1/4は自分で用意することを目安とすると良いでしょう。

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